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海を愛する化粧品開発者が、
8年にわたり肌と処方に向き合って
たどり着いたスキンケアの答え
海が大好きだ。陽の下の時間が好き。
私は化粧品をつくる人間です。
でも、スキンケアをマメにはしない。
白浮きもベタつきも苦手で、日焼け止めさえ避けてしまう。
それでも、肌も、陽の光も、どちらも大切にしたかった。
肌を”守る”ことと、肌を”自由にする”こと
その両立を、どうにか叶えたかった。
そうして、私は研究室の扉をあけ、
ひとつの小さなプロジェクトが静かに動き出しました。
-序章-
理想は、「なにもしない肌」だった
肌は、自分でうるおい、守る力を持っている。
だから私はずっと、スキンケアとは“できるだけ何もしないこと”だと考えています。
でも現実は違う。
紫外線は肌を確実に傷つける。
けれど
日焼け止めを塗れば、クレンジングが要る。
落とせば肌は乾く。乾けば水分と油分を補う必要がある。
「守ること」「落とすこと」「潤すこと」
肌は、いつも“何かをさせられている”状態にある。
私はずっと、その循環に違和感を抱いていました。
本来の肌の力を邪魔せず、
うるおいを与え、紫外線を防いで、
毎日気持ちよく使えるもの。
そんな矛盾した1本を、探し始めました。
市場にある日焼け止めやUV美容液を、気になるものはすべて買い集めました。ドラッグストアから百貨店、通販限定品まで。成分を読み、肌にのせて確かめる。
でも、どれも違いました。
軽くすれば乾き、しっとりすれば重い。どれも白浮きする。「美容液UV」と書かれていても、塗った瞬間の白さや重さで、肌が構える。
どれも、“日焼け止めそのもの”だった。
理想の1本は、どこにもない。
化粧品メーカーにいた私が、
最初から「作る」ではなく「探す」ことから始めたのには理由があります。
日焼け止め単体でブランドを立てるのは、業界では非現実的とされている。
実際、そういったプロジェクトは何度も失敗してきた。
それでも、作ることにしました。
化粧水のように使えて、白浮きしない。
ちゃんとうるおいながら紫外線を防いでくれる
肌が自然に呼吸できるような“塗りたくなる日焼け止め”
誰かのためではなく、
自分自身が欲しかったから。
-第1章-
白浮きのない1滴を、求めて
最初のテーマは、
白浮きせず、使い心地が最高に良いこと。
なぜ自分は日焼け止めを続けられないのか?
答えはシンプルでした。
“気持ちよくないから”
けれど、理想の感触はそう簡単にはつくれなかった。
軽くすれば物足りず、しっとりさせると重くなる。
試作を繰り返しても、どこかで違和感が残る。
“日焼け止め”と“使い心地のよさ”。
このふたつは、どうしてこうも両立しないのだろう。
そう考えながら、私は“化粧品づくりの根本”に立ち返りました。
肌にとっての「気持ちよさ」とは何か。
うるおいとは、どんな状態のことを言うのか。
-第2章-
三相乳化法という答え
決意から6年以上が経った頃、
行き詰まりを感じていたある日。
開発パートナーが少し興奮気味に言った。
理想に近づくかもしれません!三相乳化法です!
化粧品のうるおいは、水と油をバランスよく肌にとどめることで生まれる。
そのために「乳化」が必要で、通常は界面活性剤を使う。ただ界面活性剤は、ときに肌への刺激にもなる。
三相乳化法とは、水と油の間に中間層(ゲル層)を設ける技術。界面活性剤に頼らず、肌の角質層に近い構造で水分と油分を保つ——国内外で特許を取得している手法です。
ビビッときた。なぜ気づかなかったのか。
界面活性剤を使わずに乳化させれば、
水分・油分が再乳化せずに、肌にうるおいを与え続けられる。
それは、私がずっと願っていたことでした。
試作を初めて肌にのせた瞬間、すぐにわかりました。
……これだ。
― 科学が、感触を変えた瞬間 ―
スッと伸びて、スッと消える。
それでいて、ちゃんと潤いが残る。
油膜のような重さがなく、
まるで化粧水がなじむような感覚でした。
この瞬間、
このプロジェクトが“諦める理由”から“続ける理由”に変わりました。
誰もが「気持ちよく使える」と言いながらも、
どこかで妥協してきたスキンケアの壁。
新しい技術が、感触を変え、
感触が、心を動かした瞬間でした。
-第3章-
海のダメージは、海の恵みで還す
新しい技術で、理想の“使い心地”に光が見えた。
けれど、それだけでは足りませんでした。
― シーボタニカルという発想 ―
ふと思ったんです。
「肌が本当に喜ぶのは、“心地いい成分”でできていること」だと。
どれだけ科学的に優れていても、
肌は“自然との相性”を無視できない。
海で受けたダメージは、海の恵みで還せるんじゃないか?
海藻をはじめとするシーボタニカルは、
強い紫外線・塩分・乾燥という過酷な環境の中で生きている。
それでも瑞々しく、強く、美しい。
その生命力の秘密を調べていくうちに、
それぞれが肌にとっても驚くほど有用な働きを持つことが分かりました。
マコンブ、ヒバマタ、ペルペチなど、うるおい・ハリ・透明感を与える
21種の海由来の成分を掛け合わせることで、
「守る力」と「潤う力」を両立した“海の処方”が生まれました。
― 保湿加速システム [MAS(Moisturizing Acceleration System)] ―
次に向き合ったのは、保湿の「速さ」。
海上がりや洗顔後、
肌がうるおいを一番求めている瞬間に、
どれだけ早く、それを届けられるか。
そんなとき、ふと思い出したのがメントールでした。
湿布にも使われているように、メントールには成分の浸透を促すはたらきがあります。
また、日焼け後やメイク時のほてりをおさえ、汗をかきにくくする意図もあります。
そこに、有名な粒子の細かい特別な温泉水を組み合わせました。
この温泉水は、精製水より非常に浸透が早く、
メントールとこの温泉水を入れた試作品の保湿スピードは
これまでより保湿の体感が一気に上がりました。
あれ? もうしっとりしてる。
そう誰もが感じたほどの変化。
ひと塗りでスッと馴染み、
内側から満ちていくようなうるおい。
清涼感はあるのに、どこかあたたかい。
まるで“生きた水”が肌に染み込んでいくような感触でした。
― 香りが、肌の呼吸を変える ―
最後に辿り着いたのは、「香り」でした。
どの日焼け止めも香りが、気に入らない。
そこで植物由来の精油を加えることにしました。
イランイラン、ゼラニウム、パルマローザ。
どれも、心と肌のリズムを整える香り。
そして、ここで思わぬ偶然が起きます。
「香りをまとう」ではなく、
「香りと一緒に呼吸する」ような感覚。
水と油のバランスは完成と思っていた試作品を
香りのためとエッセンシャルオイルを追加したものが凌駕したのです。
日焼け止めを“守るために塗るもの”だと思っていた私が、
この香りと出会ってからは、
“塗りたくなる”時間に変わりました。
― 思いがけない“もうひとつの顔” ―
そして、すべての処方が完成したあと。
実際に使い続けてみて、
ひとつの“気づき”がありました。
それは、化粧下地としても驚くほど優秀だったということ。
保湿効果で肌表面が自然に整い、
ファンデーションのノリと持ちが格段に向上。
色味にも影響しないので、くすみも浮きも出ない。
肌を守りながら、素肌の色をそのままに活かす——
“下地”としての完成度に、私たち自身がいちばん驚きました。
偶然が、理想の仕上がりを連れてきた。
MOANATURE シーボタニカル美容液+UV
それは、スキンケアでもあり、UVケアでもあり、
そして
“素肌を長く美しく魅せるための一滴”
でもあるのです。
-最終章-
海のように、ありのままに。
朝、鏡の前でこの美容液UVを手に取る。
透明な一滴が指先でひろがり、
海風のような香りが、静かに心をほどいていく。
守ることが、心地いい。
そんなスキンケアが、ようやくできた。
強い日差しの下も、波打ち際の風の中も、
もう怖くない。
肌を“守る”ことと、肌を“自由にする”こと。
その両立が、この1本の中にある。
それは、海を愛する人間が、
海と生きる肌のために生んだスキンケア
スキンケアを“義務”から“好き”へ。
そして、あなたらしさを“守る”から“輝かせる”へ。
― 海のように、ありのままに。 ―
それが、この1本の願いです。
